コンドリガールこと樋口陽子です。
食品添加物で気をつけなければいけないのは、
●人工甘味料
●味覚破壊トリオ
・化学調味料
・たん白加水分解物
・酵母エキス
でしたね。
今日はもう一つのくせ者食品添加物「リン酸塩」をご紹介します。
厳密にいうと「重合リン酸塩」です。
これを食品に加える目的は、
食品が白く、もしくは色鮮やかなまま、
ジューシーで、プリッとして、
トロリ、ふんわり、サクッと
仕上げるためです。
安価に食感と見た目によい効果与えることができるのです。
悪い面は、
食品中のミネラルと固く結合して、腸内細菌が利用できない状態、
もしくは腸から体内に吸収しにくい状態
にするのです。
要はミネラル不足の原因になるのです。
ミネラル不足がどういう結果を招くかというと・・・
受験シーズンになると「受験に勝つ」という冷凍豚カツが販売されますが、これには冷凍食品によく使用されている「リン酸塩」が入っています。
この冷凍豚カツを前日に食べてから受験に臨んだとします。
試験会場で、頭をフル回転させると、脳の神経細胞は神経伝達物質のギャバ、セロトニン、ドーパミンを大量に放出しようとします。
ドーパミンの前駆体であるチロシンからドーパミンを作るときには鉄分が必要です。
リン酸塩のせいで鉄分が不足していると、いつものようにドーパミンができません。
そうなると、神経伝達物質を短時間に大量に放出できず、頭がフル回転できなくなってしまうのです。
もし、いつものように試験がうまくできなかったととしたら、本番だから緊張して試験問題が解けなかったのではなく、前日に食べた冷凍豚カツが原因だったかもしれないのです。
ちょっと驚いてしまうのは、スーパーで売っている肉やお刺身にも「リン酸塩」が使われていることです。
産地が2つ書いてある精肉は要注意。
「リン酸塩」が結合剤として使われている可能性が高いです。
表示をチェックしましょう。
それからマグロの刺身の原材料表示に「pH調整剤」と書かれていたら「リン酸塩」です。
気をつけてください。
では、どうやって「リン酸塩」を避けたらいいのでしょうか❓
「リン酸塩」は冷凍食品からデザートのプリンやゼリーに至るまで様々な食品に使われています。
食品の表示に「リン酸塩(Na、K)」と書いてあればわかりやすいのですが、「一括名表示」という表示法があって、「リン酸塩」が入っていても、
「膨張剤」、「pH調整剤」
の表示で済むことになっています。
その他には、「ふくらし粉」、「ベーキングパウダー」と書いてあれば「リン酸塩」が入っています。
次に、なるべく食べないようにと思っていても食べる可能性は十分あります。
その時の対策ですが、
●安価なビタミン・ミネラルサプリメントは避ける
理由は、微量のミネラル(コバルトやバナジウム)などは入っていないですし、メインのミネラルを大量に取ると微量ミネラルの摂取を阻害するといわれているからです。
●納豆、豆腐などの大豆製品、小魚やゆで卵などを取る
これは冷蔵が必要なので、それ以外だと、
●ミックスナッツ、アーモンドフィッシュ
がおすすめです。
ぜひ参考になさってください。
(参考文献)
中戸川 貢「ワースト添加物」ユサブル
今日もブログを読んで下さり、ありがとうございました♪
コンドリガール 樋口陽子